【だしばなし⑧】野菜だし

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私たちのからだは、少しずつ冬に向けて季節に対応できるようなしくみになっていますが、晩秋もさながら突如の寒気などの乾燥の影響で、体内も乾燥しがち。
お肌がカサカサ・喉もイガイガになったり・・と体のバランスを崩してはいませんか?
本日のテーマ
栄養の宝庫「野菜だし」について、しばしおつきあいくださいね

 玉ねぎ・セロリ・人参などでスープを作るとき、玉ねぎの皮や根っこ、セロリの葉,
人参の皮やヘタなどはどうされていらっしゃいますか?
月に一度、近郊のお寺に写経の為に出向くのですが、そこで振る舞われる精進料理の一つに「大豆入り味噌汁」があります。

典座の方が野菜くずをさらしで作った袋に入れ、具材と一緒に弱火でコトコト煮込んだ出汁の効いた滋味深いお味の汁です。

「一物全体」を尊び、食材を余すことなく使い切る「心」が日々の暮らしに活かされていることに気づき、不思議と落ち着くものです。

野菜くずとは聞こえが悪いですが、いわゆるベジブロスといったほうがイメージが沸きやすいかもれませんね。
ベジブロスは「野菜だし」を意味し、そして、だしは野菜の切れ端からも十分引き出されるのです。

 普段、何気なく捨てている皮や根っこ、ヘタ・種などにはフィトケミカルという栄養成分が豊富に含まれており抗酸化作用そして免疫力を高める力を備えている優れものです。

ポリフェノール・フラボノイド・βカロテンなどもフィトケミカルの仲間になりますね。わざわざ野菜を用意しなくても取り置いた野菜くずで栄養豊富でアンチエイジングにもなる「だし」がいただけるのは、まさに魅力的!

実は、この野菜の切れ端を無駄にしないだしの取り方は、昔から日本にありました。
私の祖母も、よく切り干し大根や干瓢(かんぴょう)・しいたけなどと野菜くずを
一緒に煮た味噌汁を作ってくれたのを覚えています。
何で捨てるような野菜の切れ端を使うのか、聞くこともできず理解できないままでした。
色合いは、こよなく地味なものでしたが、今思えば、野菜の切れ端から出るだしと乾物のうま味・だしが味噌と相性がとても良く、残ったあとは「おじや」にしてもらっていた思い出があります。

私自身も、一週間に一度は冷蔵庫の中にある中途半端に残ったものを「始末もの」として調理しますが、気を抜くともったいない事になるのもしばしばです(汗)

 日本人の食生活の中には、昔から「始末のこころ」が根づいていた事を私たちは忘れないよう心がけたいものですね・・

 最後に、炒り大豆を使った一品!ミネストローネを作ってみました。
トマト缶のホールトマトとドライトマトのダブル使いで、じっくり引き出されただしにうまみが十分感じられる定番スープです。具材たっぷりのスープは、お野菜のパワーまるごといただけて嬉しいですね。

今回はレシピも
ご紹介させていただきます。
野菜はお好みで作ってみてくださいね!

【炒り大豆入りミネストローネ】
《材料》
・乾燥大豆      150g(適量)
・玉ねぎ       中1個(みじん切)
・人参        1/3本(同上)
・セロリ       1/2本(1cm角)
・ピーマン・パプリカ 適量(1cm角)
・ジャガイモ     1/2~1個(1cm角)
・トマトホール缶   1缶
・ドライトマト    適量
・チキンスープ    1000ml(作置き)
・ローリエ      1枚
・塩、胡椒      適量
・オリーブ油     適量
 ※ミニキャベツやズッキーニなど
  あれば入れてもOK!!

《作り方》
①乾燥大豆はオーブントースターで、はぜるまで炒り水に30分浸ける
②鍋にオリーブ油を入れ、玉ねぎ、人参の順に良く炒め、水気を切った①、他の野菜やドライトマトも加えて薄く色づくまで炒める。更に、ホール缶トマトを入れ潰すように炒める。
③ローリエ チキンスープを加え、煮たったら弱火にして15分~20分ほど煮こむ。
④ローリエを取り出し塩胡椒で味を整える。器に盛りつけてパセリをトッピングしたら完成
最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 


 
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by mikura-bito | 2017-10-20 00:00 | The others | Trackback | Comments(0)

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